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重症心不全治療について

重症な心不全の患者さんでは、病態の進行抑制のために薬による治療が行われますが、薬や心臓の手術でもあまり効果がみられない重症化した患者さんへの他の治療法としては、以下のものが挙げられます。

(1)左心補助人工心臓(LVAS)

心臓が十分な血液量を拍出することを維持できなくなった場合には、左心補助人工心臓が用いられることがあります。しかし、血栓症や感染症などの問題があり、現在のところ、心臓移植に代わるものではなく、心臓移植までのつなぎとして用いられています。

(2)心臓移植

他人の心臓を体内に移植する方法です。心臓移植がうまくいけば、退院後、社会復帰・復職・復学が可能で、元気な生活を取り戻すことができます。しかし、提供される心臓の数に限りがあるため、移植が必要なすべての患者さんに実施できるわけではありません。また、実施できたとしても、移植手術後は免疫抑制剤の服用を続けなければなりません。

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